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今の時代、どの電子機器にも防水や防塵の保護が施されているが、商品紹介の宣伝や説明書等あらゆるところに、防塵防水性能「IP〇〇規格」「〇〇等級」などの文字を目にするが、どれ程の性能なのか素人からしてみれば、疑問に思うことばかりだ。
本来お風呂場などの、水場での使用はご法度とされている電子機器ではあるが、そうはいっても使用したい人は多いだろう。だがしかし、お手持ちの端末がいくら防塵防水の保護が施されていても、過信して水没させてしまうというケースは相次がない。
そこで、今回は「IP〇〇規格」「〇〇等級」について、水場で使用する際の注意点等を解説していこうと思う。
まず、防塵性能と防水性能の保護等級というのは、実験を介してどれだけの圧に耐えられるかなどの、検証結果によって段位が決まる。そしてこの保護等級は、JIS(日本工業規格)やIEC(国際電気標準会議)といった組織によって定められている。また、IPというのは「Ingress Protection:侵入への保護」という意味でIP=保護等級と覚えておけばいいだろう。
それから「IP68規格」と表記されていた場合、68とは一体何なのか?というところだが、最初に並ぶ左の数字は、防塵の等級数値で、あとにくる右の数字は防水の等級数値を示している。
それを踏まえ「IP68規格」を例にすると、IPが保護等級を表し、左の数字「6」は防塵の等級数値。右の数字「8」は防水の等級数値を表しているので、等級表に記されている防塵性能は「6」と防水性能は「8」に該当するものなら耐えられる保護が施されていることになる。
また、「IPX7」や「IP5X」と表記されているものもあるのだが、「X」は等級数値で「0」を意味するので、保護されないということになる。
等級数値 | 防塵保護性能 |
X | 保護されていない。 |
1 | 手などの直径50mmの固形物が浸入しない。 |
2 | 指先などの直径12.5mmの固形物が浸入しない。 |
3 | 工具などの直径2.5mmの固形物が浸入しない。 |
4 | ワイヤーなどの直径1.0mmの固形物が浸入しない。 |
5 | 粉塵が内部に侵入することを防止する。 |
6 | 粉塵が内部に侵入しない。 |
等級数値 | 防水保護性能 |
X | (防滴X形)
保護されていない。 |
1 | (防滴I形)
鉛直から落ちくる水滴による有害な影響がない。 |
2 | (防滴II形)
鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。 |
3 | (防雨形)
鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない。 |
4 | (防沫形)
あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない。 |
5 | (防噴流形)
あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない。 |
6 | (耐水形)
あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない。 |
7 | (防浸形)
一時的に一定水深の条件に水没しても内部に浸水しない。 |
8 | (水中形)
継続的に水没しても内部に浸水しない。 |
保護等級については理解していただけただろうか。お使いのスマートフォンが防水であっても、必ずとして水没しないという保証はない。海やプールで使用する人は勿論、お風呂場で使用する人はかなり多いだろう。スマートフォンは熱や湿気等に弱いので、避けられるのであれば避けたほうがいいのだが、それでも使用したい人は、これだけは必ず注意てしおこうという事項を紹介する。
そもそも水に落とさないというのは大前提である。手が濡れていたりと何かの拍子にうっかり落としてしまい水没するというのはありがちな事だ。完全防水保護加工が施されていても、経年劣化などで出来た隙間等から浸水する危険性は十分にある。
また、IP等級のテストでは、飽くまでも常温の真水での検証による為、お湯や海水、塩素水などに対応していないので注意が必要である。
多くの電化製品でも言えることなのだが、濡れた手で使用するのは避けよう。お使いのスマートフォンの画面が割れていたりする場合、その隙間から水が浸入し画面が映らない反応がないといった故障を招く可能性がある。
ニュース等で目にした方も多いと思うが、お風呂場でスマートフォンを充電しながら使用していた際、誤って水没させてしまい感電死したなどの事故報告が海外では、数例報告されている。
スマートフォンを水没させてしまった場合、感電することもあるが死に至る可能性は限りなく低い電気量だが、充電中のスマートフォンを水没させた場合50mA以上の電流が全身に流れることになる。50mAの電流が人体に流れた場合、通電時間が1~3秒以内に遮断することが出来れば助かるのだが、人体の構造上10~20mAの電流が流れると筋肉は痙攣し自由が利かなくなるので、尚更浴槽ともなれば遮断はおろか脱出も不可能だろう。
なので、絶対に水回りで充電しながらスマートフォンを扱うのは避けよう。
お風呂場で音楽を聴いたり入浴中に動画を視聴したりと、どこでも持ち運びたくなるスマートフォンであるが、水没させてしまうのは心苦しいものだ。
どうしても使用したいという方は、「完全密閉できる防水ケース」や「ジップロック」などを使用するといいだろう。
食品保存などに用いられるジップロックは、そこそこに強度もあり、簡単に防水対策できるので使い勝手は良い。ただし消耗品というのもあり回数を重ねては使用できず、操作性はあまりよろしくない。
また、警視庁警備部災害対策課でのTwitterアカウントでは、携帯電話にラップを1巻きするだけで、降雨や降雪時、防滴、防汚や防塵などの対策になるとツイートしていた。手が濡れていても、操作することが可能らしいのだが、お風呂場などの浸水させてしまう可能性のあるところには、適していないと思うので、台所等には向いているのかもしれない。
よく水場などでの使用頻度が高い方であれば、スマートフォン用の「防水ケース」を購入することを強く推奨する。
防水ケースにも2種類あるのだが、それは「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」だ。スポーツやキャンプ等に向いているのが「ハードタイプ」だ。強度などの性能面はかなりいいのだが、それもあり少々値が張るものが多い。かたや海辺やプールなどに使用される「ソフトタイプ」は値段も比較的安いものが多いので、お風呂場等で使用するなら「ソフトタイプ」を購入するといいだろう。
なにはともあれ、万が一水没してしまったときの対処法を紹介しよう。
水没させてしまったとき、正常に動作するか確認する為に、電源ボタンを押してしまいがちだが、電源が落ちていた際には、絶対に電源をいれないこと!電源をいれることにより、基板に付着した水分でショート起こし取り返しのつかないことになる場合がある。また、電源が入ってる場合は速やかに電源を落とそう。
それと熱風等で回線が故障してしまうこともあるので、ドライヤー等を使用して無理に乾かすのも、絶対にやめよう。
水没させてしまった場合、可能であればSDやSIMカード類を取り除き、Android等であれば電池パックも抜き付着した水分を拭き取ろう。そしてイヤホンジャック、外部接続端子等に付着した水分も拭きとろう。その時々によるが、場合によっては代替え機を貸してくれることもあるので、もしキャリアショップやApple Store、携帯修理を行っている店舗があれば、持っていくのが賢明である。
この先は、何があっても自己責任になってしまうのだが一応紹介しておく。それが出来たら、スマートフォンを一日乾燥させるのだが、日の当たるところだと、スマートフォンが熱を持ってしまったりと厄介なので、「シリカゲル」という乾燥材をジップロックと一緒にいれ放置。「シリカゲル」以外の乾燥剤は、発火の原因を招く危険性があるので使用するのはやめておこう。一日乾燥させれば、水分も蒸発したり乾燥剤によって吸われるので、しっかりと出来ていれば、正常に起動するだろう。また、季節等で左右もするので、念には念を重ね長く乾燥させてみるのもいいかもしれない。
SNS等で一時期流行っていたが、乾燥剤の代わりに「生米」と一緒にジップロックに入れる方法もあったが、それも一つの手かもしれない。実際それで直っている人がいるらしいが、いかようなものなのか。応急処置を施した後に、それでもスマートフォンが故障していた場合は、各キャリアショップかiPhoneならApple Store、携帯修理を行っている店舗に持っていこう。
買取クイックでは、買取業だけではなく修理業も行っている。水没させてしまい電源が入らなくなったスマートフォン端末を、見てもらうのもいいかもしれない。また、水没させてしまったスマートフォン端末も買取を行っているので、これを機に買取に出して、新しい機種に買い替えるのも視野に入れてもいいだろう。勿論分割払い中の端末でも高価買取を行っているので、修理にだして継続して使用するか、機種変更するか選択肢の幅がかなり広がる。
「特に雨や水に強い防水スマホについては、こちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:防水機能はどのスマホにも搭載されている?特に雨や水に強い防水スマホは? – 格安スマホぴったり会議」
お風呂にiPhoneを持ち込む時の注意点については、こちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。参考:お風呂にiPhoneを持ち込む時の注意点のまとめ|スマホ修理GENIE(ジーニー)立川店【総務省登録修理店】