iPhone15 バッテリー持ち悪い?購入直後の減りが早い原因と長持ち設定を徹底解説
・今すぐできるバッテリー消費を抑える設定と対策がわかる
・バッテリー寿命を長持ちさせる正しい充電方法が身につく
・自分のiPhone 15のバッテリーが異常かどうか判断できる
iPhone 15を購入したものの、「バッテリー持ち悪いかも?」と不安になる方もいるのではないでしょうか?
本記事ではその原因が初期設定や本体の発熱にあるかの確認方法に加え、バッテリー消費を抑える必須設定を解説しています。
今利用しているiPhoneのバッテリーに不安がある人は是非確認してください。
目次
iPhone 15のバッテリーの持ちが悪いと感じる原因3選
iPhone 15のバッテリーが思ったより早く減ると感じる場合は、いくつかの共通した要因があります。
まずは原因を正しく理解し、無駄な消耗を防ぎましょう。
具体的な3つの理由を順番に見ていきます。
初期設定やバックグラウンド処理の影響
iPhoneを新しく購入した直後はデータの移行やアプリのインストール、iCloudへの同期など、目に見えないバックグラウンド処理が大量に走っています。
この期間は端末が常にフル稼働している状態に近いため、一時的にバッテリーの消費が激しくなるのは正常な現象です。
特に以前のiPhoneから大量のデータを復元している場合は、数日間この状態が続くこともあります。
バッテリーが早く減るのは故障ではなく、端末が「準備運動」をしている期間だと捉え、まずは1週間程度様子を見てみましょう。
高負荷なアプリ利用や処理集中で本体が熱くなること
ゲームや動画編集といった負荷の高いアプリを長時間利用すると、CPU(中央処理装置)が集中して働き、その結果として本体が熱を持ちます。
iPhoneは熱くなるとバッテリーの劣化を防ぐために意図的に処理能力を落としたり、バッテリーの消費を増やして冷却しようとする特性があります。
つまり「熱」はバッテリーの減りを加速させる大きな原因です。
もし本体が熱いと感じたら一度アプリを終了したり、画面を消して休ませたりするだけで、発熱が収まりバッテリー消費の悪化を軽減できます。
4つのモデル(iPhone 15/Plus/Pro/ProMax)ごとのバッテリー容量の違いを把握していない
iPhone 15シリーズは4つのモデルがあり、それぞれ搭載されているバッテリー容量が異なります。
当然ながら容量が大きいモデルほど長持ちするため、購入したモデルのバッテリー容量を正しく認識していないと、想定よりも減りが早いと感じる場合があります。
iPhone 15 Pro:最大23時間
iPhone 15 Plus:最大26時間
iPhone 15 Pro Max:最大29時間
これを見ても分かる通り、機種によってバッテリーの持ち具合が全然違うことが分かります。
特に以前Proシリーズを使っていた方が標準モデル(iPhone 15)に切り替えた場合、前機種の方がバッテリーに余裕がある設計だったため、「持ちが悪い」と感じてしまうことも少なくありません。
バッテリーの減りが早い時に今すぐできる対策3選
バッテリーの減りを改善したいなら、まずはiPhoneの設定を見直すのが最も効果的かつ即効性のある方法です。
ここでは、誰でもすぐに実行できる、電力消費を抑えるための具体的な設定を3つご紹介します。
バッテリー消費を抑えるための必須設定を行う
- 低電力モードをオンにする:動作速度や視覚効果を抑え、電力消費を最小限に
- 明るさの自動調整をオンにする:画面の明るさを最適なレベルに保ち、消費を抑制
- ダークモードを使用する:有機EL(OLED)ディスプレイのiPhone 15では、黒い部分の消費電力が減る
これらの設定を適用することで、日常的なバッテリーの減りを体感できるレベルで改善することが可能です。
特に「低電力モード」は一時的にiPhoneの動作を制限して、バッテリーの持ちを大幅に延ばしてくれる便利な機能です。
これらの機能は設定画面から簡単に切り替えられるため、まずは試してみましょう。
バックグラウンド更新や位置情報サービスを必要なものに限定する
Phoneのバッテリーは、使用していない間に裏側で動いている機能によっても常に消費されています。
特に「バックグラウンド更新」や「位置情報サービス」は不要なアプリにも許可を与えていると、知らないうちに常にデータ通信やGPSを利用し電力を使ってしまうのです。
本当に必要なアプリだけに残りの機能を許可し、それ以外をオフにすることでバッテリーの消費を大幅にカットできます。
バッテリーを多く消費しているアプリを特定し対策する
バッテリーの減りが早い時は、特定のアプリが電力を多く使っている場合があります。
バッテリー消費を抑える為には、その「アプリ」を見つけることが重要です。
2. 使用頻度が低いのに消費が多いアプリを見つける
この方法で消費が多いアプリを見つけたら、バックグラウンド更新を止めるだけでも負担を抑えられます。
更にアプリ独自の省エネ設定がある場合は、合わせて調整することでより効率的にバッテリーを節約できます。
バッテリーの寿命を延ばすための正しい充電方法3選
iPhoneのバッテリーを長く使うには、日々の充電習慣がとても重要です。
小さな工夫でも、劣化の進み方を大きく変えられます。
ここでは、誰でもすぐ実践できる3つの充電方法を分かりやすく紹介します。
充電上限を80%に設定して劣化を防ぐ
iPhoneのバッテリー寿命を延ばすためには、充電の上限を80%に設定することが最も効果的です。
なぜならリチウムイオンバッテリーは、充電量が100%の満充電状態が長時間続くと、内部に化学的な負荷がかかり劣化が早まってしまうからです。
これを避けるため、iPhone 15の「最適化されたバッテリー充電」設定で80%制限を選択し、実行しましょう。
この設定によってバッテリーへの負担が軽減され、長期間にわたり最大容量を高い水準で維持できるようになります。
- 設定をおす
- 上の方にあるバッテリーを押す
- 充電の欄をおす
- 充電上限が選べるので、80%を選ぶ
急速充電を多用しすぎない工夫をする
バッテリー寿命を延ばすため、普段は急速充電の多用を控えましょう。
大きな電流を流す急速充電は本体が発熱しやすく、この「熱」がバッテリー劣化を加速させる最大の敵となるからです。
したがって時間に余裕のある就寝時などは、5Wや7.5Wの出力の低い標準充電器を使う工夫が必要です。
急速充電は緊急時に限定し熱の負担を日常的に抑えることが、バッテリーを長持ちさせる秘訣です。
本体が高温・低温な状態での充電を避ける
バッテリーの寿命を延ばすには、極端な高温・低温下での充電は厳禁です。
なぜなら極端な温度はリチウムイオンバッテリーを化学的に不安定にし、寿命が急速に縮む原因となるからです。
発熱している際は、充電を一度中断し、本体の温度が下がってから再開しましょう。
充電は熱すぎず冷たすぎない室温に近い場所で行うことで、バッテリーの劣化を防ぎ長持ちさせられます。
iPhoneがすぐ熱くなる時のバッテリーを守るための対処法
iPhoneが熱くなる状態を放置すると、バッテリーの劣化が進みやすくなります。
温度を下げるための対策を知っておくことで、日常的な負担を減らせます。
ここでは、すぐ実践できる3つの方法を分かりやすく紹介します。
高負荷な動作を一時的に停止し本体の温度を下げる
iPhoneの動作が熱を持つ主な原因は、CPU(中央処理装置)に高い負荷がかかる動作を続けていることです。
高い付加がかかる動作例は以下のとおりです。
- グラフィック性能を必要とする3Dゲーム
- 長時間の動画撮影や編集
- 複数のアプリを同時に使用し続けるマルチタスク
これらの動作は高い負荷がかかることで、熱をもってしまうことが多いです。
熱はバッテリー劣化の最大の敵であるため、熱を感じたらすぐにこれらの高負荷な動作を一時的に停止することが極めて重要です。
アプリをすべて終了させ画面を消して数分間休ませるだけで、本体の温度は下がり、バッテリーが熱によるダメージを受けるのを防げます。
ケースを外して放熱を促す
iPhoneが熱を持った時は、ケースを外すことで放熱しやすくなります。
特に厚手や耐衝撃タイプのケースは熱を閉じ込めやすく、温度が下がりにくい特徴があります。
内部に熱がこもるとバッテリーの負担が増え、劣化が進む原因になります。
熱を感じたらケースを外して空気に触れさせることで温度を下げやすくなり、結果としてバッテリーを守れます。
発熱を伴う充電を一時的に控える
熱を持っているiPhoneで充電を続けることは、熱に熱を重ねてバッテリーに二重のダメージを与える行為に繋がります。
特にワイヤレス充電や急速充電は、通常の有線充電よりも発熱しやすい傾向があります。
そのため、本体が既に熱を持っていると感じたら、これらの発熱を伴う充電を一時的に中断することが非常に重要です。
まずは充電を止め温度が十分に下がってから、ケーブルを使った標準的な充電に切り替えることで、バッテリーの劣化を最小限に抑えられます。
バッテリーが「替え時」かどうかを判断する方法2選
自分のiPhone 15のバッテリーの「変え時」を知ることは重要です。
ここでは設定画面から確認できる数値をもとに、バッテリーの状態を判断する2つの方法を解説します。
設定画面でバッテリー最大容量の数値を確認する
まずご自身のiPhoneのバッテリーが新品時に比べてどれだけ劣化しているかを、数値で確認しましょう。確認手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ
- 表示された「最大容量」のパーセンテージを確認する
この「最大容量」とは、新品時と比較したバッテリー容量の割合を示しています。
一般的にこの数値が80%を下回った場合は、充電サイクルが進みバッテリーの劣化が進んでいると判断されます。
AppleCare+などの保証サービスでは、この80%の基準がバッテリー交換の無償修理の目安となるため、まずはこの数値をチェックすることが大切です。
購入後1年でバッテリー最大容量が急激に減っていないかチェックする
バッテリーの劣化具合を判断するには、購入からの期間に対して減り方が急すぎないかを確認することも重要です。
まずは先程お伝えした確認手順でバッテリー状況を確認しましょう。
・一年利用して80%を切ったり、数か月で一気に10%減る場合:想定より劣化が早い
このようにバッテリーに不安がある人は最大容量の減り方を確認するのがおすすめです。
減り方が極端なときは、早めに原因を探すことが大切です。
バッテリー交換の費用
バッテリーの最大容量が80%を下回ったり、体感で著しく持ちが悪くなった場合、交換を検討する必要があります。
ここではApple正規サービスを利用した場合の具体的な料金と、保証サービス利用時の条件を解説します。
Appleでのバッテリー交換にかかる料金と時間
Apple Storeや正規サービスプロバイダでバッテリー交換を行う場合、iPhone 15シリーズはモデルに関わらず一律の料金が設定されています。
交換にかかる時間は持ち込み修理の場合、最短で当日中に完了することが多いです。
| 保証対象外の料金(AppleCare+未加入、または最大容量80%以上の場合) | Phone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max:15,800円(税込) |
参考サイト:https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair
基本的にiPhone 15の全モデルで料金は同じですが、在庫や予約状況によって交換時間が大きく変動します。
急いでいる場合は、事前に来店予約を行い、修理にかかる時間の目安を確認しておくと良いです。。
AppleCare+利用時のバッテリー交換の費用と条件
AppleCare+(アップルケアプラス)に加入していると、バッテリー交換にかかる費用を大幅に抑えることが可能です。
これは過失や事故による損傷もカバーする有料保証サービスですが、バッテリーの劣化に対しても適用されます。
無償交換の条件 | ・AppleCare+に加入しており、バッテリーの最大容量が80%未満に低下している場合・購入後1年間のApple製品限定保証期間中に、バッテリーに製造上の不具合が認められた場合 |
参考サイト:https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair
この二つの条件を満たしていれば、追加料金なし(0円)でバッテリーを交換してもらえます。
この条件は、iPhoneの「設定」画面から確認できる最大容量が80%という数値に直結しており、バッテリーの寿命を意識する上で重要な基準です。
まとめ
ここまで、iPhone 15のバッテリーの持ちが悪いと感じる原因から、長持ちさせるための対策までを解説しました。
バッテリーの減りが早いと感じる主な原因は、初期設定時の高負荷処理や、ゲーム・動画編集による本体の異常な発熱にあります。
・購入直後の減りはバックグラウンド処理が原因
・設定の最適化で消費は大きく改善
・正しい充電と温度管理が寿命を左右
もし劣化が気になる場合は「設定」で最大容量を確認し、80%を下回っていたり急激にバッテリーが減っていたりする場合は交換を検討しましょう。